商品の豆知識
波佐見焼の歴史
波佐見焼の誕生は約400有余年前。朝鮮半島からもたらされた窯業技術をもとに磁器生産を開始しました。
次第に中国陶磁器の代替品として海外へ輸出されるようになります。その後、輸出量を伸ばし磁器の大量生産へと発展。産業としての基盤を築いたのです。
国内向けの安い日常食器へと変えるきっかけをつくったのもまた波佐見焼でし
た。江戸時代、安い日常食器や、海外輸出用の酒や醤油を入れる瓶の需要が高
まっていました。
伊万里港から出荷されていたため、伊万里焼として扱われていましたが、波佐見焼を代表する独自の技法はこの期に生まれ、それまで高価だった磁器を庶民が購入できる磁器の普及に大きな功績を残したといえるでしょう。
波佐見焼は、地理的な事情から有田焼、伊万里焼として扱われた時代と、後に庶民に寄り添って、庶民の暮らしを見つめてきた長い歴史にあるのです。